Figure AI が自社工場 BotQ(カリフォルニア州)で Figure 03 の量産ペースを4ヶ月未満で1日1台から1時間1台(24倍)に引き上げた。500台超を出荷済みで、年産12,000台・将来50,000台を目標とする。
2026年、Figure AI の自社工場 BotQ(カリフォルニア州)が Figure 03 の生産ペースを1日1台から1時間1台へ引き上げた。この4ヶ月未満での24倍増は、ヒューマノイドが「高精度な試作品」から「量産品」に移行し始めたことを示す最も具体的な指標だ。
BotQ は150台以上のネットワーク化されたワークステーションで構成され、Figure が独自開発した製造実行システム(MES)が品質データをフルトレーサビリティで管理する。初回通過合格率80%超、バッテリー生産合格率99.3%という数値は、量産体制としての再現性が一定水準に達していることを示す。
Figure 03 は身長1.68m・重量60kg・44自由度・ペイロード20kgで、6つのオンボードカメラと指先に3グラム単位を検知できる触覚センサーを搭載する。制御AIは Helix(Figure 独自)で、音声指示→タスク実行のフローをオンデバイスで処理する。
価格は $20,000 以下を目標としているが、確定していない。現在は BMW を含む複数の商用パイロットパートナーへの限定提供にとどまり、一般販売は2026年末以降の見通しだ。
量産ペースの加速は「調達しやすさ」に直結する可能性がある。一方で注意すべき点もある。
Figure がアクチュエーター(9,000個超生産済み)を含む主要コンポーネントの内製化を進めている点は、サプライチェーンの安定性とコスト競争力の両面で重要だ。一方、国内での保守部品調達・修理対応の体制は未公表のため、日本での本格展開には代理店体制の整備が前提になる。
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