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2026年6月2日(現地時間)放送のAmerica's Got Talent Season 21プレミアで、ダンサーの呉玉飛( Wu Yufei)が8台のUnitree G1ロボットとシンクロパフォーマンスを披露した。バック転を含むルーティンに全審査員がYesを投票し、公式YouTubeは1日100万再生を超えた。
2026年6月2日放送のAmerica's Got Talent(NBC)Season 21プレミアで、Unitree Roboticsのエンジニアでダンサーでもある呉玉飛(Wu Yufei、26歳、通称FlyingBug)が8台のUnitree G1ロボットとシンクロパフォーマンスを披露した。Lady Gagaの「Abracadabra」に合わせた演技は、ルーティン後半のシンクロバック転でオーディエンスのスタンディングオベーションを引き起こした。
Simon Cowellを含む全審査員がYesを投票し、公式YouTubeの1日再生数は100万回を超えた。Global Timesが同社に確認したところ、出演機体はUnitree G1であることが公式に認められた。
Unitree G1は身長127cm・重量35kg・最高時速7.2km・23〜43自由度の研究開発・教育向けヒューマノイド。開発者向け価格は$13,500から(2026年時点)。製造業や物流業の産業現場に向けて設計されたわけではなく、研究・デモ・教育用途が主な適用領域だ。
今回のパフォーマンスは、呉玉飛がロボットの動作を一から独自プログラミングしたものだ。「製品として届いたG1がそのままダンスした」のではなく、高度な実装者が相当な時間をかけて完成させた演技である点を明確にしておく。
「テレビでロボットが踊っていた」という事実は、社内の「ヒューマノイドを検討してみようか」という会話が生まれるトリガーになる。これは必ずしも悪いことではない。経営層の関心が高まることで、実証実験の予算確保が容易になる側面がある。
一方で、「AGTで動いたから工場でも使える」という短絡的な評価は誤解を生む。パフォーマンス用途と産業用途では、耐久性・防塵防水・安全設計・保守体制・稼働時間という要件が根本的に異なる。社内でヒューマノイドの議論が始まったとき、「どの用途で・どの環境で・どのKPIで評価するか」を最初に確定させる必要がある。
AGTは米国の主要ゴールデンタイム番組であり、視聴者規模は数百万単位だ。「中国製のロボットがアメリカの国民的番組で拍手を受けた」という事実は、米中関係のテンションを背景に特別な意味を持つ。eWeekはこの出演を「米国の消費者意識に中国製ロボットが踏み込んだ象徴的瞬間」と評している。
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