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Unitree公式サイトは2026年6月17日時点で、量産ヒューマノイド「R1」シリーズを「R1 AIR」($4,900〜・20自由度)と「R1」($5,900〜・26自由度)の二段構成として整理している。South China Morning Postの報道によると、同社は2026年4月時点でAliExpress経由の海外販売拡大も計画しており、対象地域には日本も含まれるとされる。
Unitree Roboticsが公式サイトで、量産二足ロボット「R1」シリーズの構成を明確化した。エントリーモデルの「R1 AIR」が4,900ドルから、自由度を高めた標準モデル「R1」が5,900ドルから、研究・二次開発向けの「R1 EDU」は要問い合わせという3段階の価格帯が、2026年6月17日時点でUnitree公式サイト上で確認できる。R1 AIRは身長123cm・重量27kg・自由度20、R1は同じ筐体で自由度を26まで高めた構成だ。発表時の宣伝動画では宙返りや受け身を伴う走行など運動性能のデモが中心で、産業用途の精密作業ではなく身体性能の高さを訴求する見せ方になっている。
Unitreeの自社ラインアップで見ても、R1の安さは際立つ。同社のG1(身長130cm・重量35kg)は99,000元からで、ヒト型として上位に位置するH1(身長180cm・重量47kg)は65万元からだ。競合のEngineAI製PM01(身長138cm)は88,000元、UBTech Roboticsの機種は29.9万元という値付けで、South China Morning Postの報道はR1の価格を中国の競合と比べても安いと位置づけている。R1の本体価格は39,999元(約5,900ドル)で、量産二足ロボットとしては現時点で最も入手しやすい価格帯の一つだ。比較対象として、Teslaが目標に掲げるOptimusの量産原価2万ドル台(COGS)はあくまで自社工場向け生産規模を前提にした数字であり、個人・研究機関が今すぐ手にできる価格帯としてはR1の方がより手前にある。
価格の安さに加えて見ておくべきは販売チャネルの動きだ。South China Morning Postは2026年4月9日付の報道で、Unitreeが翌週にもAliExpress経由でR1の海外販売を開始する計画だと、事情に詳しい関係者2名の証言を基に報じている。対象地域には北米・欧州・日本・シンガポールが含まれるとされ、国際価格は当時未公表だった。つまりR1は中国国内限定の安価モデルではなく、最初から海外個人購入者・研究機関を見込んだ設計だったことになる。海外のECチャネルを正規販売網として使う発想自体が、産業ロボット然とした商流(代理店経由・見積もり交渉)とは異なり、個人や中小の研究室でも調達障壁が低い点が特徴だ。
R1自体は重量物ハンドリングを想定した機体ではなく、Unitreeのデータでもペイロードは大きくない。法人の主力導入機としてではなく、社内デモ・展示・運動制御の実証用途で評価する位置付けが妥当だ。日本企業が次に確認すべき点は、(1)日本向け正規販売・保守ルートがAliExpress経由の個人輸入と別に整備されるか、(2)R1 EDUの具体的な価格と二次開発条件、(3)この価格帯がG1やH1など主力機の今後の価格設定にどう波及するか、の3点だ。量産二足ロボットの価格下限が下がり続けていること自体は、ヒューマノイド評価のコスト感覚を見直す材料になる。個人輸入経由での導入は、保証・部品供給・日本語サポートの欠如というリスクを伴うため、社内検証目的であっても契約形態の整理を事前に行う必要がある。代理店経由の調達であれば一定の保守対応が期待できる一方、個人輸入はその枠の外にあることを前提に費用対効果を見積もるべきだ。
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